日本酒ほど多彩な酒器が揃う酒はありません。
陶器、ガラス、漆器など素材の違い、形状の違い・・・・
それは、日本酒をより上手く味わうための先人たちの知恵の結晶でもあります。
今回はそんな「酒器」をいくつか紹介します(^^)
❶チロリ
酒を温めるための金属製の器。湯の中に入れて温めます。
錫、銅、真鍮製だどがあります。
❷グラス
ガラス製の器は主に冷やして飲む際に使用します。
最近ではワインを飲むようにワイングラスを使用することもあります。
❸猪口
陶器、磁器などがあり、元来は本膳料理で和え物やなど少量の料理を盛ったり蕎麦つゆに使用され、
江戸中期から酒器として利用するようになりました。
❹平盃
大きく口が開き底の浅い「さかずき」の名称で、
古代からこの形状はあり、とくに祝いの席に用いられてきました。
❺ぐい呑み
「ぐいっと呑む」という言葉が由来と言われ、
平さかずきに比べ口が狭く、猪口より大きいものを指します。
❻片口
小鉢の先に注ぎ口のあるもので酒を分け合って飲む時に使用します。
陶器、漆器など素材は様々。
❼徳利
首が細く下部が膨らんだ酒を入れる容器で、
「お銚子」は本来別物で酒宴や結婚式などで用いられるものを指します。
❽桝
本来の役割は計量器で酒を量り売りする時などに用いられました。
樽や桝は木の香りを楽しむ時に用います。
ひと口に「酒器」と言っても、いろいろあるんです!!
次回も「酒器」をテーマにもう少し掘り下げていこうと思います(^^)
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